2020/07/15
肩こりはなぜ起こるの?
私たちはなぜ『肩がこる』と感じるのでしょうか。私たちはの体は本来、疲労物質などの老廃物をスムーズに排出し、筋肉の健康を保っています。しかし、慢性的な筋肉疲労や血行不良が続くと、筋肉に十分な酸素や栄養素が行きわたりにくくなります。すると、筋肉に老廃物がたまり、筋肉がかたくなることで、周辺の神経が刺激され、こりや痛みが起こります。肩こりは、普段の生活が原因で起こることがほとんどです。思い当たるものはありませんか?
- 長時間の同じ姿勢:筋肉や神経が疲れ、血行が悪くなります。
- 目の酷使:集中してなにかを読んだり、パソコンを長時間見たりすると目やそのまわりの筋肉が緊張して、血行が悪くなります。
- 冷え:体が冷えることで、血行が悪くなります。特に、女性にとって夏の冷房は大敵です。
- 運動不足:運動不足の人は筋力が衰えやすいので、頭や腕の重みを支えきれず、首や肩に筋肉疲労を起こします。
- ストレス:近頃注目されているのが、ストレスなど精神的な原因から起こる肩こりです。ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、血行が悪くなり、肩こりの原因になります。
これらは、肩こりの原因と考えられる生活習慣の一部です。肩が鎧(よろい)のようにかたく重たく感じたら・・・・それは老廃物がたまっているサインです!!
生活習慣チェック
肩のこりやすい人は、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなっていることがあります。生活習慣をチェックしてみましょう。
当てはまるものが多い人ほど、肩こりになりやすい生活を送っています。注意しましょう!
・脚を組み、前かがみの姿勢でデスクワークしている
・電話をするとき、受話器を肩とあごではさんで話す
・立っているとき、腕組みをしている
・いすに浅く腰かけ、背もたれに寄りかかる
・荷物やバッグをいつも同じ側の手で持ったり、肩にかけたりする
・寝転がって本を読んだり、テレビを見たりすることが多い
肩こり解消三原則
動かす
体を動かさないと、血流が悪くなってしまいます。水泳などの全身を使う運動がおすすめです。
運動が苦手な人でも、仕事の合間やテレビを見ているときなどちょっとしたときに体操をすると効果的です。
体操には、筋肉をほぐしてリラックスさせるものと首や肩の筋肉を鍛えて肩こりを予防するものがあります。
温める
筋肉の緊張をほぐし、血液循環が良くなり精神的な緊張をほぐす効果もあるので、38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。蒸しタオルやカイロをあてるもの方法です。
蒸しタオルのつくり方
タオルを水で濡らし、しぼる(ラップで包むと冷めにくくなる)
電子レンジで1分くらい温める
リラックス
肩こりは、精神的なストレスが影響します。ストレスによって血管が収縮してしまうのです。
常にストレスにさらされている現代社会では、普段の生活の中で心身をリラックスさせる方法を見つけましょう。→お風呂、音楽、アロマ、スポーツ、趣味etc。
今や現代病の肩こり、スマートフォンの普及で、年代問わず若い世代にも多く見られます。しかもコロナウイルスの流行により運動不足も重なり、症状を訴える方々が多数見受けられます。
そのままにしておくと、仕事の効率低下、集中力の低下など、仕事や私生活にも影響を及ぼしてきます。
ぜてこの機会に、しつこい肩こりを改善させるため、是非1度ご来院下さい。