2020/03/16
朝目覚めたときや、外出先からの帰宅時などに「あれ?喉に違和感が・・・」と感じ
て、風の引きはじめを疑うことありますよね。原因は様々ですが、特に空気が冷たくな
ったこの季節は、「乾燥」による要因も大きく考えられます。
なぜ乾燥すると喉が弱くなる?
乾燥により喉が弱くなる理由は2つあります。
1つ目は線毛の働きが弱くなることです。
喉には線毛と呼ばれる、ウイルスや細菌を体内に入れないための細かな毛があります。乾燥と寒さによって線毛の働きは弱くなるため、ウイルスや細菌が侵入し喉が炎症を起こし、喉が痛くなるのです。
2つ目は、喉の粘膜を守っている粘液が、乾燥によって減ってしまうことです。粘液には殺菌作用の働きがあるほか、線毛がウイルスなどを体外へよりスムーズに運ぶ手助けをするなどの重要な役割があります。
以上の理由などから、乾燥すると喉を守る仕組みがどんどん減り、やがて風邪などに繋がってしまうのです。
口呼吸は喉に大ダメージ!無意識にやっていませんか?
起掛けに喉が痛いという方は、睡眠時に「口呼吸」をしている可能性も考えられます。口呼吸にによる粘膜の乾燥により、空気中の病原菌が体内に入り込んだり、冷たい空気を直接吸うことなど、喉を酷使することで炎症を起こしてしまっているのです。もちろん眠っている時だけでなく、日中も口呼吸で活動していると喉に影響を与えます。
また、喉へのダメージだけでなく、口呼吸の乾燥によって口臭や虫歯、ドライマウスなどの様々な原因となります。
鼻からの呼吸は、鼻毛フィルターが空気中の細菌やウイルスの体内への侵入を食い止めてくれる働きのあるので鼻呼吸を意識しましょう。
鼻詰まりで口呼吸になっている方は、内科や耳鼻咽喉科、アレルギー科の医師に相談をし、鼻詰まりの原因を根本から治療することをお勧めします。
内側から外側から乾燥対策
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・うがい&水分補給
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・ガムやのど飴を常備
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・マスクの装着
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・室内を適度に加湿
秋冬は外気や暖房による空気の乾燥で喉が痛み、やがて風邪に繋がりやすい季節です。また喉だけでなく、皮膚のトラブルや美容のためにも乾燥対策をして健康に過ごしましょう。