2020/08/05
昨今、テレワークを推奨する企業が増えています。しかし、在宅ワークを続けていると「腰痛や肩こりがひどくなってきた」と感じることはありませんか。その原因は、自宅に働く環境がないことにあります。クッションを活用することで働くための環境を整え、腰痛や肩こりを改善させましょう。さらに座り方を見直せば、もっと健康的に仕事ができます。
目次
- ★“テレワーク凝り”に悩む人が増えている
- ★床座りなら、厚めのクッションで自然な姿勢改善を
- ★椅子での正しい「座り方」
- ★床座りでの正しい「座り方」
- ★まとめ
“テレワーク凝り”に悩む人が増えている
在宅勤務を始めた人の7割以上が肩こりや腰痛の深刻化に悩まされているというデータがあります。不調要因の1位は「長時間の同じ姿勢」、2位は「普段と違う姿勢」、3位が「運動不足」という結果に。
自宅はオフィスのように仕事をする環境が整っているとはいえません。ご自分で仕事がしやすい環境に整えていかなければなりません。
床座りなら、厚めのクッションで自然な姿勢改善を
床座りも、ダイニングテーブルとチェア同様、PCでの作業には向いていません。
画面をのぞき込んで前のめりになりがちですし、横座りや片足あぐらなどの歪んだ姿勢により、腰を痛めてしまいます。
どうしても床座りをせざるを得ないのであれば、少し厚めのクッションを使いましょう。すると自然に骨盤が立ち、腰が痛くなりにくくなります。足に過度な体重がかかり、しびれてしまうこともありません。
また、厚めのクッションを使うと、パソコン作業をしたときにいっそう目線が落ちてしまうという人もいるでしょう。身長にあったローテーブルを使ったり、雑誌などをモニターの下に敷いたりして、目線が落ちないようにしましょう。
椅子での正しい「座り方」
仕事の環境をクッションで整えたうえで、さらに正しく座れば、腰痛や肩こりの元となる「姿勢の歪み」が生まれません。まずは、椅子で座る場合の基本の正しい座り方をお伝えします。
・骨盤を立てる
座っているとき、骨盤が後ろに倒れていると背中が丸くなり、肩こりに繋がります。また、骨盤が前に倒れているとそり腰になり、腰に負担がかかります。骨盤の立て方を覚え、習慣化させることができたなら、不調の改善につながります。
まずは、”坐骨”という骨盤の一番下の骨を探します。椅子や床に座り、前後左右に揺れてみてください。シートに一番あたっている感覚のある部分が坐骨です。
次に、坐骨に均等に体重がかかるようにして座り、上半身を楽な位置に調整してください。この状態が「骨盤を立てる」姿勢です。椅子に深く座って背もたれにお尻を突き当て、そのままグイッと上半身を起こします。
・画面をのぞき込まず、頭を起こす
パソコンをのぞき込む格好になると、首だけで重い頭を支えることになり、首を痛め、首凝りや肩こりの原因になります。
身体全体で頭を支えるために、意識して頭を起こしましょう。
頭のてっぺんから糸が出ていて、天井からその糸で軽く吊るされているとイメージしてみてください。頭を身体の中心に持ってくることができますよ。
自然と背筋も伸びるはずです。
床座りでの正しい「座り方」
床座りで仕事をせざるを得ないなら、椅子での座り方と同じように骨盤を立て、頭を起こして作業するよう意識しましょう。難しいと感じるなら「姿勢よく立っているときと同じ姿勢を、床座りのときもとる」ことをイメージしてみてください。立っているときの姿勢こそが、人間が最も疲れず、腰痛や肩こりをおこしにくい姿です。
椅子の場合と違い、床座りのときは脚をどのようにたたむかが悩ましいところです。
多くの人が長時間とれる座り姿勢といえばあぐらが思い浮かびますが、長くあぐらをとっていると、どうしても猫背になってしまいがちです。
前述のように厚めのクッションを使うと、床座りでも骨盤を立て、背筋を伸ばす姿勢をとりやすくなります。
足に体重をかけることがないのでしびれが起こらず、快適です。
ダイニングテーブルとチェアでも、ローテーブルに床座りでも、クッションの活用と正しい姿勢を意識して、腰痛や肩こりのないよう工夫しましょう。
まとめ
パソコンの位置も、肘が90度になる高さがベストと言われてます。高すぎても低すぎても良くないので、パソコン自体の高さを変えるようにしてください。
さらに、悪い姿勢で長時間座っていると代謝も悪くなるので、体重が増えるリスクも! テレワークしてたらどんどん太ってきた、なんてことが無いように、楽に仕事が出来るよう対策を講じて、がんばってみんなでこの危機を乗り越えましょう!