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感染予防に気を取られすぎ、忘れちゃいけない熱中症予防と対策

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目次


  • ★  熱中症とは?
  • ★  熱中症の分類
  • ★  熱中症が起こるメカリズム
  • ★  水分補給を効率的にするには
  • ★  熱中症になった時の応急処置
  • まとめ

 

熱中症とは?


 熱中症とは、熱によって起こるさまざまなからだの不調のことをいいます。暑さによって体温調節機能が乱れたり、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることが原因です。

 

熱中症の分類


 熱失神

皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。

  • 特徴めまい
  •            一時的な失神
  •            顔面蒼白
  •            脈は速くて弱くなる

 熱けいれん

大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。 

  • 特徴筋肉痛
  •            手足がつる
  •            筋肉がけいれんする

 熱疲労

大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。

  •  特徴全身倦怠感
  •            悪心・嘔吐
  •            頭痛
  •            集中力や判断力の低下

熱射病

体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。

  • 特徴体温が高い
  •            意識障害
  •            呼びかけや刺激への反応がにぶい
  •            言動が不自然
  •            ふらつく

 

 熱中症が起こるメカリズム


 熱中症を引き起こす要因には、「環境」によるものと「からだ」によるものがあります。

  •  環境の要因気温や湿度が高い
  •                        風が弱い
  •                        日差しが強い
  • からだの状態激しい運動などにより体内でたくさん熱が産生された。
  •                           暑さにからだが慣れていない。
  • 疲れや寝不足、病気などで体調がよくない
  • 「環境」と「からだ」の要因が重なったときに熱中症が起こりやすくなると考えられています。
  • 注意が必要な時期は、梅雨の晴れ間や梅雨が明けてすぐ、しばらく涼しい日が続いた後急激に暑くなった日などです注意が必要な場所は、運動場、公園、海やプールなど、強い日差しが当たる屋外や、駐車場に止めた車の中、体育館、気密性の高いビルやマンションの最上階など。浴室やトイレ、寝室など、家庭内の風通しの悪い室内でも起こりやすくなります。

 

水分補給を効率的にするには


  •  雨の季節に差し掛かり、だんだんと暑い日や湿度の高い日が増えてきています。日毎の気温変化もあるこの時期は、真夏の暑さじゃなくても熱中症が心配です。
  •  「熱中症対策にこまめな水分補給」という言葉をよく耳にしますが、実は「水分」だけを摂取しても脱水状態を解消することはできないのです。
  • 私たちの体には、たくさんの水分が含まれています。生命を維持するためには、この水分を一定に保つことが必要になりますが、暑さによる発汗などで水分がある一定量よりも減少すると、脱水症状となり熱中症や熱射病へと繋がる恐れがあります。
  • 汗をかいた肌をなめると塩辛い味がすることからわかるように、汗には塩分(ナトリウム)が含まれています
  •  大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲もうとする気持ちがなくなります。同時に余分な水分を尿として体の外に排出。この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。
  • 熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は48%の糖質を含んだものを摂取しましょう。冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。
  • 長時間運動を続ける場合には、ナトリウム濃度をやや高くすることが必要です。トライアスロンなど長時間の運動では、血液のナトリウム濃度が低下して、熱けいれんが起こることが報告されています。
  • また、糖を含んだ飲料の方が、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収。そして、それらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです。
  • のどに渇きを感じたときには、すでに体内の水分は減り始めています。そのため「こまめな水分補給」が必要になるんですね。
  • また、特に子供は体から出ていく水分量が多く自分自身で気づきにくいため、まわりの大人が十分にしてあげるようにしてください。
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熱中症になった時の応急処置


  •  「熱中症」にはさまざまな症状があります。めまいやふらつきなど熱中症の初期症状に気付いたらすぐ休むべきですが、もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている方は、熱中症になっていても気付かないことがあります。また熱で意識がもうろうとしてきて、自分の状態を判断できないまま急に意識を失う場合もあります。
  • 熱中症が発症してしまった時には、適切に応急処置をする必要がありますが、以下の点を観察しひとつでも当てはまれば、すぐ医療機関に連れて行きましょう。

1症状の確認

 熱中症が疑われる時には、適切に応急処置をする必要がありますが「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」場合はすぐに救急車を要請しましょう。また、救急車が到着するまでの間に現場での応急処置も必要となります

 2現場での応急処置

 救急車を呼んだ場合もそうでない場合も、現場では速やかな処置が必要です。症状や重症度に関わらず、熱中症が疑われる時には涼しい場所へ移動し身体を冷やすことと、水分と電解質を速やかに補給する必要があります。水分の摂取は本人が自力で摂取できる場合に限ります。

<涼しい場所へ移動させる>

風通しのよい日陰や、できればクーラーがつ効いている室内などの涼しい場所へ移動させましょう。

 <身体を冷却する>

  • 衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させます。
  • 露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
  • 氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やしましょう。

3水分・電解質の補給

  •  意識がはっきりしているなら、電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませて下さい。
  • 汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり40~80mg含んでいる飲料)や経口補水液などが最適です
  • 「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。
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まとめ


  • 新新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本である
  • 1.身体的距離の確保2.マスクの着用3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本である
  • 1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。
  • マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります
  • したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
  • マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
  •  外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。